蜃気楼のように

ヤフブ時代の遺留品

ピンチョンに挑戦して、玉砕(途中)

競売ナンバー49の叫び

本物の読書家、並びにピンチョン・ファンの方々は(この記事)はスルーしましょう。
ピンチョン素人の、あまりにも馬鹿馬鹿しい感想なので。
第一、私はこの夏まで トマス・ピンチョン と言う作家を知らなかった。
現代アメリカ文学界の巨匠で、ノーベル文学賞の常連候補者なのだとか。
AXNミステリーのミステリーBOOK倶楽部で紹介されるまで聞いた事もなかったわ。

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ともかく私は海外の小説なんか滅多に読まない。
最後に読んだのが、映画公開中だった「ジュラシック・パーク」だもの。
あれは原作の小説の方が、映画より遥かに怖くて面白かった。
スピルバーグ監督、映画失敗よ。原作の面白さを超えなきゃ)

そんな訳で手を出した一冊。夏から読んでます。今も…
(いつまで掛かるのよ)
大富豪の元愛人だった、と言うヒロインの設定からして、ちと馴染めない…

この設定で思い出したのが、玉岡かおるの「黒真珠」と言う短編小説。
こちらは真逆。大富豪の愛人になる決意をする若い女の話。(ネタバレですが)
バブル期の男女の生態を描いた短編集で、表題作だった「黒真珠」が
一番面白く読めた。後は2時間ドラマにありそうな通俗小説。
このヒロインのような女性って今までになく、新鮮に思えた。

あ、ピンチョンの話。
大富豪が亡くなり、遺言で、その遺産の整理を引き受けさせられたのがヒロイン。
そのヒロインの前に歴史の巨大な陰謀が立ちはだかる(?)…
正直言って私は(ワクワク感)を味わいたくて読み始めたのよ。
そのワクワク感が起こらない… いつになったら起こるんだ?
そう言う読み方をする作家ではないのかもしれない。
(ピンチョンん・ファンなら最初からワクワクしてるかも)
なお、本書が書かれたのはもう50年も前で、ビートルズが登場した頃。

今は図書館で借りてきた別の本を読んでるので、ピンチョンを
いつ読み終えるのか見当がつかない。
しかし、2800円もしたのよ、このハードカバー。
もったいないから、いつか最後まで読み終えるわ。
と、次元の低い決意でした。。。