蜃気楼のように

ヤフブ時代の遺留品

#読書

佐藤正午「月の満ち欠け」

157回 直木賞受賞作 先日、直木賞を受賞した佐藤正午の作品です。 姉がこの作家のファンで貸してくれた本です。 姉には申し訳ないけれど、私にはちょっと… 気持ち悪い小説だなと思ってしまった。 (このブログを読んでくれてる姪っ子へ、 お母さんには内…

桜木紫乃を読む事にした。

友人から奨められた三冊 昨年の上期の直木賞作家、桜木紫乃。 受賞作「ホテルローヤル」は読んだ。 短編集で、全編がせつない。 「長編は読み応えがあるよ」(ラブレス)と友人が貸してくれた三冊。 北の街、釧路に住む女流作家の、息吹きを感じたい。 読んで…

今日から漱石を読む。

「こころ」 第一回 今日から朝日新聞に「こころ」の連載が始まった。 ATGで映画化された作品も見てるし、ストーリーは 知ってるけど、原作は読んだ事がない。 さあ(心して)読んでみよう、と思う。

中央公会堂で古本展

水の都の古本展 大阪歴史博物館を後にして(歴史博物館の常設展示も素晴らしかった。 それは次回の記事でアップします)ひとまず次の目的地へ。 ご存知、中之島の中央公会堂。 ここの地階で古本市が開かれているのです。 歴史博物館のある谷町四丁目から谷町…

椎名誠を(旅に)誘った長崎の女

パタゴニア あるいは風とタンポポの物語り 私と夫の、テレビ番組の嗜好は似ているが、読書に関しては全く相容れないものがある。 夫の愛読書である作家たちの本を、私はほとんど読まない。 例外に中島らもがいるくらいで、吉村昭、沢木耕太郎、西村京太郎な…

ホリエモンの先達(?)

ダンナに言われた。「痩せたかったら刑務所に入るのが一番やで」 ホリエモンは1年9ヶ月の刑務所生活で30キロ痩せたそうな。 それをホリエモンより先に実践した人物がいる。 この人の場合は痩せる必要もなかろうに(健康そうにも見えないし) テレビに出…

ブラボー!紙芝居

15年ほど前にダンナがプレゼントしてくれた本。 なんで、こんなのを買って来るんだろう? 「え、好きなんやろ?」って。 まあねぇ。。。 ご存知「黄金バット」 (このキャラで正義の味方なのよ) 「母の唄」 (ヒロインの少女がお仕置きされてます…) 「蝋…

津島佑子 「電気馬」

「電気馬」 こう言う小説は苦手だ。 読むのが、ではなく。 短編集だけど、どの作品にも共通するキーワードがあるだろ、それを 感想の中に適格に述べよ。 とか言われそうで(誰れに?) キーワードは確かに有りそうだ。 生理とか、命とか、死とか… 「オオカミ…

佐藤正午「身の上話」

「身の上話」 元日の新聞を開いたら出版社の広告がズラリ。 光文社からは光文社文庫の広告が。 その一冊に佐藤正午の「身の上話」があった。 1月8日からドラマ放映されるらしい。 私はこの小説を3年前に読んでいる。 「週刊ブックレビュー」で番組アシスタ…

ピンチョンに挑戦して、玉砕(途中)

競売ナンバー49の叫び 本物の読書家、並びにピンチョン・ファンの方々は(この記事)はスルーしましょう。 ピンチョン素人の、あまりにも馬鹿馬鹿しい感想なので。 第一、私はこの夏まで トマス・ピンチョン と言う作家を知らなかった。 現代アメリカ文学…

間違いさがしの答

先日載せた ダ・ヴィンチの「最後の晩餐」の絵(の写真) 私が違和感を覚えたのは、写真そのものなのです。 これが正しい「最後の晩餐」です。 ね、あの本の写真と違うでしょ。 あの本を買った読者の方も気づいたでしょうね。 きっと出版社に連絡された方も…

間違いさがし

出版社の名誉のために名前は記しません。 K社(講談社、角川書店に非ず)から16年前に出版された本。 レオナルド・ダ・ヴィンチの生涯を、旅先に尋ねた、写真と記事の本なのですが、 この見開きページを目にした途端に覚えた違和感… 何かが違う… 何が違うか、…