元祖、貞子…になるの?
「女優霊」
なにしろ「リング」の監督だもんね。あの映画は怖かった。
ストーリーが秀逸であること、と例のシーン。
私は「恐怖映画は哀しみを描かなければ成功しない」と思っている。
「リング」は悲しい映画だ。ラストの主人公の苦渋の選択…(第一作の話です)
しょせんは亜流。二番煎じ。ストーリーが陳腐。おまけに、そう、貞子。
貞子の亜流しか出せないような凡百な恐怖映画に哀しみなんかない。
で、「女優霊」
これにも貞子(のような)が出てくる。でも、こちらの方が先なんだよね。それで有名になった映画のようで。ネットなどの評判も良くて。でも、そんなに怖い映画ではなかった。今観るからそう思うのかも知れないけど。ラストにデデンと幽霊が登場します。高笑いします。その顔はまるで山村紅葉。別な意味で恐ろしいシーンではあるけど。(あ、私、紅葉さん好きですよ)映画の撮影現場に付き物の幽霊譚。主役の柳ユーレイって「リング」にも出てた。この人、なんかハマっている、こう言う映画に。こう言う人がこう言う映画に出てると何故か安心する。哀しみに捕えられてしまう普通の人、の感があって。劇中劇と言うか、主人公たちが撮影している映画の内容が気になる。主演女優が「母親」象を自分の中で掴めた、と言うシーンがあるのだけど、この劇中劇のヒロインが最後に(かくまっている脱走兵に毒を盛った食事を食べさせるシーンでニヤリと笑うのが)私には解せないのだ。これ、母親か?いったいどんな映画なんだと思う。それから、最後に、つまらない物をお見せしましょう。昨年、某公募で入選した拙作です。「もう一つ、何かほしい」との評がありました。その通りだと思うわ。私も。応募資格のある公募で2年に一度の公募のようだけど、(来年も応募資格があれば)もっと上をめざします。あ、公募のテーマは「電気」でした。だから「節電」を漫画にした、つもり…これで一万円の賞金が貰えたのは運が良いとしか言えないわ。(テレビがテレビに見えないし、分かりにくいわ、これじゃ)