蜃気楼のように

ヤフブ時代の遺留品

その声は、ムスカ。 「肉弾」

「肉弾」

見ろ!人がゴミのようだ!
「天空の城 ラピュタ」の超悪役、ムスカ大佐の名セリフ。
このムスカの声を吹き替えていたのが寺田農
その寺田農、主演の(反)戦争映画。
岡本喜八監督のATG作品である。
あ、お若い方、ATGってご存知ですか? 分からなければウキで検索ね。
岡本監督は(確か)その前年に「日本のいちばん長い日」を撮っている。
日本の上層部の終戦を描いた監督は、そこに欠落したもの、
青春を押しつぶした時代を描こうとしたんだそうな。

家畜並みの扱いを受ける軍隊生活。それが突然、神様に。
特攻隊員に選ばれた主人公は与えられた一日(休日)で
自分が守るべき者を見つけるが、守りきれなかった時、終戦を迎える…

当時のATG作品にしては分かりやすい映画だ。

さすがは岡本監督。「独立愚連隊シリーズ」の。

欠点は「ラストはこれしかないだろう」と容易に想像出来ること。

予想できないラストが観たいのよ。映画ファンは。

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主人公の「あいつ」

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守るべき者 少女(うさぎ)

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古本屋のおじいさん。これを言ったら総攻撃を受けそうだけど、
笠智衆って名優なの? どんな役をやっても「御前様」に見えるんだけど。

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古本屋のおばあさん。北林谷栄。 この人は間違いなく名女優だ。


2月11日にアップしようかと考えたんだけど、

その日は別にアップしたい映画があるので、今日にしました。

今日は手塚治虫の命日。そして手塚治虫亡きあと世代交代のように

登場したジブリ映画の、中の(悪党なのに)人気あるキャラの声を

思い出しての記事のアップでした。。。


それにしても、なんで文字の大きさが文中で勝手に変わるんだろ?

いまだに訳が分からない。

それから、テレビ画面を写真に撮るのはもう止めよう。

いろんな物が画面に映り込んでしまうから。ヤバイわ。