蜃気楼のように

ヤフブ時代の遺留品

貞操の嵐  って。。。

貞操の嵐」

また豪い(えらい)タイトルだな…と思いつつ観てしまった。
なんかフジテレビ系の昼ドラ観てるみたいだったわ。
なんとなく観た事あるようなストーリーだなと思った。そうだわ。「真珠夫人
諸事情のため泣く泣く結婚した相手(夫)に自分の身体に
指一本触れさせない頑固さ。こんな非情な強さを持つヒロインが
なんで最初は世間に流されるのか、分からない。
他にも突っ込みどころ満載だけど、何しろ昭和30年代前半の作品だから
あまり、つべこべ言わずに家事をしながらポーっと観るくらいがちょうど良い映画。
原作が牧逸馬。ちょっと待って。この名前、聞いた事がある。
検索したら、何と 林不忘 の別名よ。あの「丹下左膳」の作者。
もっといろいろ検索してみると、この映画、戦前の作品のリメイクだとか。
原作はけっこう古いのね。真珠夫人とさほど変わらないのかも。

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主役の高倉みゆき。この女優さんには有名なスキャンダルがある。
当時、新東宝の社長だった大蔵貢が彼女を「女優を妾にしたのではない、
妾を女優にしたのだ」と自分との関係を暴露してしまったのだ。
この名(迷)言で 高倉みゆき と言う女優は消えてしまったそうだ。

この人の主演映画をもう1本観ている。
「汚れた肉体聖女」 これまた豪いタイトル…
修道女の同性愛を描いた作品で、当時としては過激だったかも
知れないけど、今観ると別な意味で もっと過激な気がする。
例えば、あの頃の映画の中のラブシーンって、今観ると
ものすごく気恥ずかしくて、録画で観てる場合だと、必ず
早送りしてしまうもの。今より何が過激なんだろう?

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競演の久保菜穂子。ヒロインよりハンサム・ウーマンな役。
ダンナの好きな女優さん。姑にちょっと似てまして。。。


今日はもう1本、映画をアップする予定なので、そちらも乞うご期待。