倉敷が舞台の
インディゴの恋人
職場の後輩のN子さんは倉敷出身で、
彼女から「見て下さいね」と言われてたドラマです。
私、このドラマ、気に入りまして、写真をバシバシ撮ってしまいました。
理由はいくつかありますが、その一つ。
主役(健二)のこの人、新井浩文
狂犬のように凶暴な若者の役でした。それでいて
「この人、心の奥底では優しい男やわ」と
きちんと思わせてくれる若者の役で。
もう一人、ヒロイン(みゆき)の美波
この人、どこかで見た事がある…で検索してみたら
エグザイルの「TIAMO」のMVに出ていた女性でした。
レトロで華麗でエロティックなMVのヒロイン。
「この綺麗な人、誰だろ?」と思ってた人で、ここで出会えるとは。
MVの時とは雰囲気はまったく違いますが。
そして、過去に2度訪れた事のある大原美術館
同館の至宝。エル・グレコの「受胎告知」(のマリア)
お、セガンティーニの「アルプスの真昼」だ。
ルノアールも。右の絵が…思い出せん…
モネの「睡蓮」も。前方の壁の上部の絵はフレデリックの
「万物は死に帰す、されど神の愛は万物をして蘇らしめん」(の一部)
この絵の展示が、同館の横幅のサイズを決めたとか。
大原美術館は世界に通用する若いアーティストを育てようと
アトリエを提供して、3か月の期限で制作活動を進めていて
みゆきがそのアーティストに。
健二はその世話係を鶴太郎から頼まれる。
彼は中学生の姪の紗代と二人暮らし。
離婚後、女手一つで娘を育てていた姉が急死し、
健二がピアノを担当していたバンドの東京進出を前にして、
彼は音楽をあきらめ、姪を引き取っていた。
踊る紗代をスケッチするみゆき。
彼女の絵にはいつも「青い少女」が登場する。
完成した絵。しかし鶴太郎は気に入らない。
「自分の殻を破れなかったようですね。残念ですが…」
「僕が何とかします」仕事場の一部をアトリエに提供する健二。
健二はジーンズの加工職人。
社長も認める腕だが、発注主のデザイナーからOKが出ない。
「僕ら職人は注文通りにやれば良いんです」
「職人もアーティストです。思いを作品にする事では同じです」
みゆきの言葉に触発されて、もう一度作業に挑戦する健二。
青を乗せる。
OKが出たジーンズ
「デザインを無視してくれた。良い意味で」
と発注主が言ってくれた、と社長。
ハジける鶴太郎。ストーリーに関係ないショットです。
昔のバンド仲間から「今度ライブをやるがピアノが欠員で」
ピアノを弾く事を頼まれる健二
バレエをやっている紗代は、担任からバレエの専攻科がある
神戸の高校の進学を進められるが、紗代は諦めていた。
「なんで黙ってたんや?」
「健ちゃん、私の為にピアノを諦めたんやろ」
「これからも一緒にいて下さい」
と、みゆきに告白する健二
「私は健二さんに想ってもらえるような人間じゃないんです」
一人の少女が健二の家を訪れる。
母親から実の母がみゆきだと聞かされた少女は
実母を検索して滞在先を知り、訪ねてきたのだ。
少女はみゆきから「藍」と命名されていた。
みゆきは学生時代に妊娠し結婚して藍を生んだものの
子育てに苦悩して神経を病み離婚。相手は再婚した。
「今のお母さんは私をとても愛してくれます。
だから教えてくれたんだと思います」
健二と紗代のはからいで再会する二人。
私、最近、こう言うシーンに弱いのです。
たとえば「眠れる森の美女」
16年ぶりに娘(オーロラ姫)と再会したお妃
絵を完成させたみゆき
「僕が言った事、あれ忘れて下さい。あなたには
まだ描きたい事がいっぱいあるのでしょ。この絵を見たら分かります」
その絵
うーん、私にはあまりオリジナリティを感じないんだけど。
忘れてました、社長役の岡田義徳
ライブの日
神戸の高校に進学する事になった紗代や社長や
鶴太郎も聴きに来ています。
スマホで聴かせている相手は
海辺で絵を描きながら聴いているみゆき…
うわあ、私、浜村淳になりそう!最後までストーリー書いてしまったわ。
しかし私、番組の意図を無視しています。
職人の街、芸術家の街である倉敷を紹介したドラマですが、それが希薄に
感じられました。もっとベタに紹介しても良かったのでは。
倉敷は記念日の聖地でもあるらしく、ドラマの中でも登場しますが、
私、興味が無かったので覚えてませんでした。録画を見て思い出したくらいで。
地域発のドラマって、これと言う悪役が出てこなくて、全体に緩い感じがします。
みゆきの結婚相手がどんな人物だったのか分からないし。
ただ私はヒロインのような生き方に憧れているのです。
それは見果てぬ夢なのです。
だから、こんなドラマに魅かれるのです。