天王寺の美術館で
肉筆浮世絵展
もう終わってしまったけれど、大阪市立美術館で開かれていた浮世絵展。浮世絵と言えば版画なんだけど、これは肉筆画。友人が招待券をくれたので喜んで。
肉筆とは絹や紙に直接描かれた絵の事。
この言葉を聞くと、私自身が高校生の頃に
漫画同人グループに所属していたのを思い出す。
なにしろ45年も前だから(あ、必要以上に驚くな)
コピーなんて(ゼロックスと呼ばれてた)高価な印刷物は
高校生には使用できなくて、自筆の絵を直接
まとめて会員に回覧してたので、自分のところに
回って来るのに時間がかかる!
(あれっ、紙は何を使用してたかな。思い出せない)
館内ガラガラのように見える写真。
展示室の中は人でいっぱいです。
中は当然、撮影禁止なので、こんな看板を。
浮世絵の技術の変遷を垣間見れる展示内容で興味深かった。
極彩色で描かれた風俗画が素晴らしくて。
(男女が頬寄せ合ってる絵でも着衣、上半身だけ描いてたら
春画にはならないんだ…)なんて納得したり。
肉筆画なので、版画に必要な彫師と刷師の技術を
見ることが出来ないのは残念だけど。
これは、それより前に開かれていた展覧会。
Kさんに招待券を貰ったので。
見た絵が多いなと思ったら、美術研究所や友の会の人の
出品作品も多々あったので。
その日、雨模様の天王寺公園。
で、この写真。
別のカテにしようとも思ったけど、この写真だけ載せるのも
なんなので、このまま記事を続けます。
この建物、天王寺公園の入り口のすぐそばにあるの。
大人なら何の建物か見当がつくでしょ。
この建物の前に石碑(何の碑だったかな)と
二宮金次郎の像があって、小学生の兄妹が石碑を一生懸命読んでて、
そばでお母さんが困ったような顔で待ってたわ。
ここは老若男女が通る道だから。
実はこの写真は去年暮れのデッサン公開講座の二日目に撮ったもの。
まだ美術館が開いてなかったので、あちこちを写真に撮ってたら
向こうから30代くらいの○サイクな兄ちゃんが笑顔で声かけてきて
「デッサン講座にこんな○サイクな男いたかな?」と思いながら
挨拶を交わしたら「これからどこかへ行きませんか」だって。
(は!あんた、私が何歳だか分かってんの!?)
この話をKさんにしたら、「気をつけて。この辺多いから」何が?
天王寺公園の側にあるアベチカの柱や壁にこんな張り紙が。
「街娼追放」
天王寺、奥の深い街だわ。。。
(この記事、きっと新着一覧には載らないね)