蜃気楼のように

ヤフブ時代の遺留品

北海道の冬のイベント②

網走と流氷


バスから見える網走駅
この駅の看板の文字が縦書きになっているのは、
刑務所を出て、もう二度と横道に反れるんじゃないよ、
と言う戒めの意味があるんだとか。
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刑務所前のバス停
雪の量が半端ないわ。
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はい、門の前です。
ここ。本物の刑務所です。
現在も受刑者の方が入っています。
刑期5~6年の人が多いそうです。
死刑囚などの重罪人は札幌刑務所に入るのだとか。
模範囚やもうすぐ出所予定の受刑者は
外で作業しているので、ここらあたりで、あまりバシバシ
写真を撮ってると、受刑者の顔が写る可能性もあるので、
気をつけて下さい、とガイドさんの言葉。
変なオバハンが敬礼してますね。暑かったんです。
ここまで歩いてくるの、ひと苦労だったもんで。
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映画「網走番外地」のワンシーンです。
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左の建物は刑務官さんたちの宿舎だそうです。
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網走湖、銀世界です。
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網走港から流氷船「オーロラ号」に乗り込んで。
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見えてきた流氷
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こんな景色を見られるとは思いませんでした。
きっと最初で最後だろうなあ。
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網走は二度目です。最初の時は知床も回りました。
その時、知床半島を船で巡りました。
知床へ行きたいと思ったのは、「地の涯に生きる者」
と言う映画を観たからです。
森繁久彌主演の映画で、冬の番屋に独りで暮らす
老人の話でした。知床では海産物を冬の間、
番屋に保存するのですが、ネズミが来て海産物を
狙うので、ネズミを追い払うために猫を飼い、
その猫の世話をするのが老人の仕事でした。
(ネズミってこんな寒いところでも生きてるんだ…)
短い夏の美しい自然と極寒の冬の海、
自分より先に死んでいった家族への思い…
最後に老人は猫を助けようとして、この極寒の海に
落ち、なんとか這い上がったものの、
そのまま誰にも看取られず、息絶えてしまいます。
森繁久彌は本当に海に飛び込んだそうです)
知床クルーズの時にガイドさんが映画の元となった
「オホーツク老人」の話もしていました。
飲み込まれそうな冬の北海道の海でした。