蜃気楼のように

ヤフブ時代の遺留品

ご自分の健康保険を知っていますか?

健保の話をちょっとだけ


ここはどこかと言いますと
某所から見下ろした堺港、の竜神
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この某所、某ホテルの11階にあるクリニックで
私、昨年の11月、ここで人間ドックを受けました。
ドック料金は2万程でした。いつもの健康診断より
詳しく診てもらえます。健康保険が利くので
受信者は3割負担です。6千円ほど。
落ち着いたクリニックでスタッフも親切だし
健診の後は無料のパンを食べて、自動販売機は
コインの投入口が無い。つまりタダ。
受信後は良い気分で帰宅しました。
バリウム飲んだ後でよう食えるなあ」と夫は
呆れていましたが、バリウムの後始末以外は平気です。
しかも1年間有効のホテル内レストランの1日ランチ
利用券までいただき、「いつ行こうかな」とワクワクでした。
で、何事もなく2か月ほどが過ぎた(つまり年明け)
ある日、市役所から請求書が…
人間ドックの受診料を払え、と。
私、その時は国保国民健康保険)だったのです…?

私は昨年の3月まで勤めていた会社では協会けんぽ発行の
健康保険の被保険者でしたが、退職したので、
(次の職を考えていないので)
どの健康保険に入ろうかと考え、
(日本は国民皆保険制度になっているので何らかの
健康保険に加入しなければなりません)
方法は3つあります
① 勤めていた会社の健保の任意継続(任継
これは2年間は会社の健保に加入できる制度です。
ただし、会社側の保険料の負担が無くなりますので
自分で(在職時の保険料の倍額)を払わなければなりません。
しかし被扶養者(妻や子供や親など)に支払い義務がないのは
在職時と同じなので、被扶養者が多い人は任意継続もアリです。
② 国民健康保険に加入する。
日本は国民皆保険、何らかの健保に加入義務があります。
会社に勤めていないなら(自由業、無職など)国保に加入です。
会社を退職して自由業に就いたり、しばらく会社に勤める
予定の無い人は国保に入りましょう。
国保には扶養がないので、(被扶養者制がない)、
扶養家族も皆、一人一人保険料を払わなければいけません。
ただし所得によって納付額が違うので赤ちゃんなどは
限りなくゼロに近い?(国保は良く分かりません)
③ 私の場合は夫の扶養に入ると言う手もある。
夫の会社が加入している組合健保の被保険者(夫)の
被扶養者になると私は保険料を払う必要はありません。

あ、健康保険の保険者(いわゆる保険証の発行元)には、
いくつか種類があります。
国民健康保険国保)は説明した通りです。
それから社保の 組合健保 と 協会けんぽ
組合健保は会社が加入している組合が運営している
健康保険です。大企業やいくつかの会社が集まって
組織化している組合の健保もあります。
協会けんぽは正式には全国健康保険協会と言います。
ちょうど10年前の9月までは社会保険庁の管轄でした。
分かれて、それぞれが民営化されました。
中小企業が加入していることが多いですが、
誰でも名前を知っている大企業で協会けんぽ
加入しているところもあります。(組合の力が弱いとか?
このほか、公務員が加入している共済とか
健康保険の種類はいくつかあります。
普通の一般企業なら組合健保か協会けんぽ
健康保険に加入しているはずです。
企業は必ず健保に加入して保険者に保険料を納めなければ
いけないので、その企業に入社した人は健康保険の被保険者の
資格を取得(加入)する権利があります。つまり社員は入社すれば
保険証を貰えるのですが、企業によっては見習い中は保険なし
など平気で社員に通告するところがありますが、
これは違法です。ブラック企業ですね。
健康保険証は資格を取得した日から使えます。
反対に資格を喪失した日から使用できません。
大抵は退職した次の日からです。また健康保険証を
重複して所有することはできませんから、退職したら
即刻、健康保険証を返還しなければいけません。
資格喪失後は絶対に使用してはいけませんよ。
資格喪失後にその健康保険証を医療機関に提示すると
後で医療機関から全額の請求をされます。
国保自治体からの請求?)

私、つまり、勘違いからこれをやっちまったのです!
私は退職してまず夫の健保の被扶養者になったのです。
(つまり昨年の4月以降です)
ところが、私、6月に失業保険の申請をしまして、失業保険の
受給者になったのです。3か月間の受給があります。
自己都合で退職したので(定年退職ちゃうよ)1か月の
待機期間があり7月から3か月の給付です。
その間、受給者は被扶養者にはなれないのです。
だからせっかく入った被扶養者から短期間で外れたのです。
失業保険の受給中は国保に加入しました。
「よし、国保に加入したんだから、健康診断の費用は
7割は市に負担してもらおう!」と私は国保加入中に
健康診断、それもランクの高い(受診料が)人間ドック
を受けることにしたのでした。そこで私の
計算違いが起こりました。堺市の選管でアルバイトを
したため、その間2か月ほど失業保険の給付が止まり
私の失業保険の給付は11月中旬までずれて、
私はそれまで国保のつもりだったので、人間ドックを
11月初めにしたのです。夫の会社には失業保険の給付が
切れたらまた夫の健保の被扶養者に戻ることを
伝えていました。そして人間ドックを受けて…
あらら、市から請求書が。「国保の資格喪失しています。
国保が立て替えた7割分の返還をお願いします」
え?
私が人間ドックを受けた日の5日前に私、
失業保険の給付が切れて自動的に国保の資格を喪失。
夫の会社の組合健保の担当者の方が組合健保の
被扶養者にしてくれていたのでした。。。
私、区役所の窓口に出向いて国保の健康保険証を返し
残りの7割分、1万4千円を支払った後、訊いてみました。
「夫の会社の組合健保に7割分の請求はできますか?」
「あはは、そんな虫の良い話は…」
「痛ーっ!」
おもいきり叫んだのが私のせめての抵抗でした。。。

なんでもっと早く人間ドックを受けなかったんだろ?
と悔やみながら、食べたホテル内の
中華ランチは豪華で美味しかったのでした。。。



終わり。。。