蜃気楼のように

ヤフブ時代の遺留品

意外にまじめな英国製西部劇

「女ガンマン 皆殺しのメロディ」


ラクエル・ウェルチ
若い人はご存知ないかも知れませんが、60~70年代に
人気のあったナイスバディな女優さんです。
このポスター。キャッチ・コピーが「裸にポンチョ」
期待するでしょ。
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BUTしかし!
上の写真のような場面は、映画の中にはまったく登場しません。
ガッカリしてください。
では参りましょう。渋い役者が揃っていますよ。
原題は「ハニー・コールダー」 ヒロインの名です。
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早速登場の悪役三人組
顔も頭も悪い(行動がイマイチ馬鹿っぽい)
しかし凶悪。
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銀行を襲ったついでに牧場も襲い
若い主は殺され、その妻(ハニー)は暴行され家を焼かれる。
妻は復讐を誓う…
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ポンチョ1枚を身に纏っただけの姿で荒野を彷徨い
銃を持った男、プライスから黙って拝借…
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事情を悟ったプライスはハニーに銃を教えてやることに。
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唯一のサービスシーンです。
大きめの皮のズボンを濡らして縮めているところ。
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プライスは賞金稼ぎ。仕留めた相手の葬儀代をいつも
賞金から出して保安官に手渡していた。
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銃を作っている友人を訪ねてメキシコへ向かう二人。
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友人は現地で家族を持ち平和に暮らしている。
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石を巻き上げる訓練を続けるハニー
石は日ごとに大きなものに。
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いよいよ銃を。
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ここから銃の特訓が始まる。
余程のつまらん映画以外は、この師弟の特訓シーンって
なかなか面白いものが多い。マカロニ・ウエスタンなら
怒りの荒野」のリーヴァン・クリフとジュリア―ノ・ジェンマ
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ひと時の休息…
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ハニーが銃を習得した頃、盗賊団がやって来る。
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悪そうな面です。
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銃撃戦が始まる。
この銃製造の友人役の俳優、クリストファー・リー
ドラキュラ等の怪奇映画の名優です。
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立つんだジョー!(間違えた)
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こちらは例の三悪
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唐突に登場の謎の男
「牧師かしら?」とハニー。プライスは知っている様子。
演じているのはスティーブン・ボイド
ミクロの決死圏」でラクエル・ウェルチと共演しています。
と言うより「ベンハー」で主人公、ジュダ・ベンハーの
生涯の敵となったメッサラ役を演じた俳優です。
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プライス役のロバート・カルプ
テレビの「アイ・スパイ」で有名
でも我が家では見ていなかったから、よく知りません。
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プライスはハニーに復讐を止めさせようとしていた。
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悪党のボスが投げたナイフが
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プライスの腹に。ここ、スロー・モーション
なんでこんなに簡単にやられるの?
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プライスを失ったハニーは単身で乗り込む。
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とどめ(2発目)を撃たなかったハニーは撃たれる…
腕をかすめただけの彼女は反撃で一人を射殺。
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射殺した男を保安官の元へ。
賞金から葬儀代を出すハニーに。
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この顔、綺麗だわ。
ラクエル・ウェルチってこんな顔してたんだ。
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二人目も標的に。
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「あんたは強い女だ」と言う保安官に。
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私がこの俳優を知ったのは「北国の帝王」と言う
風変りな列車アクション映画で、演じてた鬼のような車掌役。
ポセイドン・アドベンチャー」でも、いかつい顔の
味わい深い役を演じてました。この人、「マーティ」と言う
映画でアカデミーの主演男優賞を受賞してるそうで。
観たい映画の1本です。
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プライスの教えを思い出すハニー…
実は背後で例の謎の男がアドバイス
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敵を倒したハニーだけれど
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この男、何者?
映画では答えが出ていない。
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その謎の男と一緒に去ってゆくハニー
まったく変な設定だわ。
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ラクエル・ウェルチって、どんな顔だっけ?
「三銃士」と「ミクロの決死圏」しか観てないので、
考えたらよく分からない。「三銃士」のパンフ見ても
ハッキリ思い出せなかった。
今回、やっとわかったと言う感じ。

上段真ん中がラクエル・ウェルチです。
ちなみに左がオリバー・リード 
中段左端がダルタニアン役のマイケル・ヨーク
真ん中がクリストファー・リー(共演してるやん)
その右がジュラルディン・チャップリン
下段真ん中がフェイ・ダナウェイ
右端がチャールトン・ヘストン(ベンハーだ)
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ブレイクし始めた頃の米倉涼子を思い浮かべたのです。
米倉涼子のVシネ出演作に「復讐の荒野」と言う
和製ウエスタンのような作品があるんだけど、
あの作品でも、米倉涼子もスタイルを披露するシーン
なんか無かったし、けっこう残酷なシーンの多い
アクションものでした。
スタイルの良い女優に、クールでストイックな役を
演じさせるのも映画の手かな、なんて思ったり。
意外にまじめな映画なんて書いたけど、
いい加減な設定が多いし、訳が分からんかったり、
それでも(意外にまじめ)と思わせるのは
期待した男性観客に、そう思わなやってられんわ
と言うガッカリ感を軽減するためじゃないかと、
オバハンの私はニンマリするのです。
ラクエル・ウエェルチの美貌を拝めたので
私は満足していますが。
ところでイギリス製の西部劇って何て言うのかしら?
ロイヤル・ウエスタン?


ミクロの決死圏」の写真も載せようとしたら
「一つの記事に載せられる画像は50点までです」
掲示が出た。
数えたら本当に50点も載せてたわ。。。