蜃気楼のように

ヤフブ時代の遺留品

永遠の時間に飲み込まれた美少女たち

ピクニック at ハンギングロック



15年ほど前にTUTAYAで貰った映画の
ガイドブックか何かに載っていた映画で、
いつか観て見たいと思っていた作品。
映画自体は40年前に制作されている。
人を酔わせる甘美で不吉な映画…
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1900年、オーストラリアの
名門女学校
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コルセットの紐を結び合う女生徒たち。
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今日は生徒たちが待ちに待ったピクニックの日。
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校長先生の挨拶を受けて、これから出発。
(このシーンの生徒の数と
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この馬車に乗ってる生徒の数が合わないんだけど…)
どう見ても、この馬車、馭者を入れて16人乗りで…
馬車はこれ1台のようだけど… 良いのかな…
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岩山に到着。
まるで西洋の名画のように美しい場面。
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ところが何故か時計が12時で止まっている。
岩山の磁気のせいだろうと教師の一人が言う。
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 校長先生
 キャスティングで最初に名前が出て
 くる女優のレイチェル・ロバーツ
 出ていた名優。

 他の俳優たちは、ほとんど名前を
 知りません。<(_ _)>





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独身の女教師
彼女も充分に美しいが、この
女教師をして










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「ボッチチェリの天使」と
言わしめる超絶美少女。










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次の2枚の写真の少女は
同一人物。
(私、どうも未だに記事の
編集方法が分かっていません。
写真を端に載せると
間違えて削除しようにも
出来ないのです。)




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 そんな訳で2枚載せてしまった。
アーマ











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マリオン
彼女が岩山の奥まで行ってみたいと
言い出したのが、事件の始まり…










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イーディス
美少女とは言えない彼女だけが
途中で引き返してくる、と言うのが
私をイラッとさせた…(笑)









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男らしい知性で校長の信頼の熱い
ベテラン教師。
彼女も忽然と消えた…











少女たちが来るのを待っているかのような岩山。
アーマが言うように、100万年待っていたのかも。
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女生徒のうちのこの4人が岩山の奥へ。
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イーディスは引き返すことになる。
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3人はストッキングも靴も脱いで歩き出す。
そして、二度と戻ってこなかった。
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泣きながら校長に報告する女教師。
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3人の女生徒と1人の女教師が行方不明。
街は騒然となり
山狩りが始まるが、何も発見できない。
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アーマだけが1週間後に岩穴で倒れているところを
発見されるが、他の生徒たちは彼女を暖かく迎えてくれなかった。
(アーマの2枚の写真の、最初の写真は発見された場面ではありません)
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4人が岩山に入っていくところを
偶然見ていた大使の息子。
彼はミランダに魅せられ
4人を探しに行く。









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その従者の若者。
彼には孤児院で生き別れた妹がいる。











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 身内から見捨てられた少女、セーラ
 実はセーラは上の従者の若者の
 妹だったが、逢える事なく…










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 不気味なシーンが多い
 ヴァレンタインのケーキも











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 やがて蟻たちに集られて…











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 眠る少女の周りには…












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 こんなのも這っている。












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舞台がオーストラリアと明確に
分かるシーン。
何となく不要な気もするが…










街はこの事件で持ちきりになる。
(この俳優さんたちって、脇役に必要な顔をしてると思う…)
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事件を機に崩壊して行く学校。
喪服姿の校長。
彼女はやがて岩山の側で遺体で発見される。
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自分の若さと美しさを永遠に止めたミランダ…
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1900年のオーストラリアで実際にあった事件を元にした映画、
と言うので、いったい真相はどうなんだろうと、ずっと期待していたのだが、
実は実話ではなく、全くのフィクションだとか。
となると作者の思惑はハッキリする訳なんだろうけど、ベテランの教師も
行方不明になるのが、よく分からないが、滅びの美学ではなく
滅びる事を拒否した美は、隠れ去るしかない、と言ってるように
私には思えた。