蜃気楼のように

ヤフブ時代の遺留品

大阪の日本画

きらめく日本画コレクション


金曜日、友人からカラオケのお誘いメールが入っていたのも気づかず
仕事が終わると、一目散に出向いたのが難波の高島屋
2~3日前に地下鉄の中吊り広告で偶然知った展覧会。
「ひょっとしたら、あの絵もあるかも…」そう思って。
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あった。私が見たかったのは、この絵。
堺出身の女流画家、島成園の「無題」
画家自身がモデルだが、画家の顔には実際には痣はない。
「運命を呪い、世の中を呪う女」しかし前向きに
生きようとする姿は自身の決意だとか、
解説などにはそう書かれている。
私は(正直言って)ちょっと、あざとい絵だなと思わないでもないのだけど、
見る価値のある絵ではある。もっと大きな絵とも思っていたが、
これ以上大きくすると、世間の誹謗中傷も大きくなったかも知れない。
京都の上村松園もそうであったように、当時の女流画家たちは
スキャンダルに巻き込まれることが多かったようだ。
画家に限らず、時代に限らず とも言えるが…

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昭和初期、大阪は大大阪と呼ばれて、人口も東京より多かったそうだ。
今、東京には区立の美術館などもあって、私は羨ましくって、しようがない。
大阪は東京と比べると文化の面で距離があるなあと思う。

(大阪市長があの人である限り)大阪の文化は
東京と肩を並べることも出来ないんじゃないか。


大阪歴史博物館の記事を早くアップしなくては)