オバちゃん、京都で食いっぱぐれて、漫画読む。
食い意地の張ったオバハンのどうしようもない話。
と思うでしょ。なかなかどうして。高尚(?)な話よ。
なんたって京都のミュージアム探訪だからね。。。
9月23日は京都国際マンガミュージアムの特別展の最終日だったのよ。
私はこれが見たかった。夏の間は酷暑の京都。私にはタブーの地。
ひたすら涼しくなるのを待っていたら、先日の豪雨。
22日の日曜日に「さあ行こう」と勇んでいたら、ダンナが「水槽を買いに行く!」
「えーっ、今日は京よ!」(シャレ飛ばしてどうする)と私がふくれると
「あんたはメダカの責任者やろ」とダンナが諭しにかかった。はい、私、責任者。
そんな訳で22日も断念。とうとう最終日になってしまった。
23日。ともかく早く家を出ようと思った。
私のお気に入りに入れさせてもらっている京美人のブロガーさんが紹介していた
「あらっ近いじゃないの」で、その店でランチにしようと。うちから烏丸まで…
かるく二時間は掛かる。店のランチタイムは11時から14時まで。10時には家を出た。。。
烏丸駅から地上に出ると、通りのあちらこちらでバザーが開かれていた。
出品物は手作りアクセサリーが多いような。
で、目指す店も歩いてすぐに見つかって、「うん?HPには女性の一人客でも入りやすいって
書いてたけど…入りにくいぞ…」 だって店は通りの少し奥まったところにあって、店のドアが
立派、と言うか。なんか入りづらい…でも気合いを入れて…ドアを…
うん?あ、開かない…!! 押してもダメなら、引いてもダメなら、ダメやんか!
振り向くと、通りを行く人たちがこちらを観て「あのオバハン、何してるんやろ?」と。
うわあ、こちらを観るな!恥ずかしい!
気がついたら、その場から逃げてた私… あーっ、ランチを食えんかった…
ま、取りあえず先を急いで
以前、友人と来た時はミュージアムの側のカフェに入った。今回も入ってみると
システムが変わったみたいで、ややこしくなっている。
面倒なので、それに漫画ミュージアムに入館した途端に食い気なんか飛んでいたし、で
元は学校なので…
確か作法室だったような。。。(一週間前の記憶がもうない)
この「火の鳥」のオブジェの完成披露の日に偶然にも私は友人と
マンガミュージアムに来ている。
2009年の9月22日だった。
袴姿の つのだじろう氏や、名誉館長の養老ナントカ氏も来られていた。
その一緒に来た友人だったか、誰だったかは忘れたけど、その相手に
「『ここにはこんなに沢山の漫画があるのに、私の作品は一つもない。
何故?そっか、私、プロじゃないんだから』と改めて認識した時は
淋しかったわ」と自分の心情を吐露した。
友人は一呼吸おいて爆笑し、それから
「○○さん(私のこと)の気持ちを分かってくれる人は必ずいる。でも私には分からない」
と真面目な表情で答えた。うん良いよ。分かる人が一人でもいたら。
でも、ひょっとしたら一人もいない方が楽かも知れない…